この記事では、「ゼット世代(Z世代)」の語源や由来について解説しています。
語源に関する様々な説を紹介するとともに、例文や英語例文（日本語訳付き）も紹介します。
そのため、「ゼット世代(Z世代)」という言葉に興味がある方は、ぜひ本記事を読んでみてください。
熊本県生まれ。国立高専→国立大学院（情報工学修士）。当時は小さなベンチャー企業2社(現東証プライム市場上場 アカツキ、現JASDAQ市場上場 Speee)、時価総額数兆円規模の大手企業にてエンジニア・インターンシップを経験。Speeeの開発インターンシップ evolution (上級編) にて優勝し、Speee賞を受賞。大学院では、国内最大級のシンポジウムである「情報処理学会 DICOMO2014」にて最優秀プレゼンテーション賞・優秀論文賞を、ワークショップでは「情報処理学会 DPSWS」にて優秀ポスター賞を受賞。その後、大手企業本体の研究所でソフトウェアの研究開発職として従事し、ソフトウェアの上レイヤー～低レイヤーの幅広い開発経験を積み上げる。離婚を経験し、精神的苦痛を和らげるために横浜市から熊本市を電動アシスト付き自転車で走破(1,350km、総日数11日、内雨天時の2日は休憩日）。その後精神面が回復し、現在は子会社の役員室に所属し全社のDXを加速させる仕事に従事しつつ、複数のブログを運営中。
ゼット世代(Z世代)の語源と由来
テレビやインターネットでニュース記事を読んでいると、最近見かけるのが「ゼット世代」という言葉です。
具体的に意味は知らなくても、テレビやインターネットのニュースを見ていたら、なんとなく意味を理解できる人は多いかもしれません。
若者と中高年を対比するときに使われることも多いので、一般的なイメージでは若い世代の人たちのことを指しているのであろうと、認識している人も多いでしょう。
この一般的な認識は、大正解ではないものの大きく間違えているわけではありません。
大まかに説明すると1990年代後半以降に生まれた若者を指していて、元々はアメリカ由来の言葉です。
由来となったアメリカでは、世代を分類するために作られました。
ゼットの語源もジェネレーションZからから生まれていて、その親世代はエックス世代で両社の中間にあるのはワイ世代です。
つまりアルファベットのエックス・ワイ・ゼットが語源となっていて、世代を表す言葉と認識していれば大きな間違いはないでしょう。
テレビやインターネットのニュースなどでゼット世代という言葉が出てきたら、新卒の社会人や大学生以下の若者を指していると理解すれば問題ありません。
ゼット世代(Z世代)の特徴
25歳を境に世代分類が分けられていることで、その上の世代とは育った環境や考え方に明確な違いがあるとされています。
ゼットの上はミレニアル世代ともいわれていて、大きな違いは子ども時代の環境です。
2022年現在25歳以下の若者は、生まれたときから景気が悪い時代でした。
ミレニアルより上の世代とは違い景気が良かった時代を知らないために、お金の使い方にも違いがあります。
具体的には貯金・貯蓄や支出を控える傾向があるとされ、ショッピングをするときもお得度を重視します。
無駄使いをせずできるだけお得な商品を選ぼうとするのは、不況下で経済的なプレッシャーを受けながら育ったからといえるわけです。
他にも世代ならではの特徴があり、例えばマスメディア離れが激しいことです。
1990年代後半から2000年代というのは、インターネットが急速に発展した時代です。
それまでは調べ物をしたいときには辞書を使ったり専門書を読んだりしていましたが、生まれたときからインターネットがあった人々は、書籍を使って調べるという行為はしません。
Web検索で瞬時に欲しい情報が手に入るので、インターネットを使うのが子どものころから当たり前でした。
ニュースを見るときもテレビや新聞を読むのではなく、インターネットです。
そもそもテレビの視聴時間より動画サイトやSNSを使う時間が長いとされ、情報収集の主流になっています。
情報収集でインターネットを駆使するのは、子どもの頃から身近にあったからだけが理由ではありません。
テレビや新聞は、自分に興味のない情報が自然と入ってきます。
情報過多の現在では、情報も取捨選択して自分の中に取り込むのが当たり前です。
興味のない情報はノイズにしかならないので、従来のメディアは非効率という考えが支配的になっています。
ゼット世代は上の世代と比較をして、社会問題への意識も高いです。
環境問題や多様性について深く考えていて、現実的なものの考え方をしてるといわれています。
他にもブランドに対するこだわりが弱いのも特徴の一つで、知名度の高さより自分の価値観を重視します。
このようにミレニアル世代より上の考え方が特徴的なため、由来となったアメリカでは1990年代後半とそれ以前で分類しているわけです。
ゼット世代もすでに25歳を超え始め、社会への進出も始まりました。
現在は若者特有の考え方といわれていますが、数年後には社会の中心となりこれからの未来を作っていく役割を担うので、世間一般の考え方として広まっていくでしょう。
社会の中心になることでターゲットにした商品やサービスも増え、デジタル分野ではその傾向は強まっています。
ちなみにゼット世代よりも下は、アルファベットが終了するためどのように名付けるのか疑問に思うかもしれませんが、下の世代はすでにアルファ世代と呼ばれています。
分類的にはミレニアル世代の子どもたちを指していて、具体的には2010年以降に生まれた人たちです。
エックス・ワイ・ゼットとこれまでラテン文字を語源に使ってきましたが、26文字使い切り次がないのでこれからはギリシャ文字が使われていくわけです。
そのためアルファの下はベータ、その次はガンマと続いていくと予測されます。
新しい分類が登場するたびに、それまでとは違った考え方や行動が広がっていくと考えられるため、その特徴を知っていくのも面白いかもしれません。
インターネットやテレビをにぎわす言葉の由来や語源を知っていると、より理解が深まり教養を蓄えられます。教養を蓄えるためにも、耳馴染みのない新しい言葉が登場したら由来や語源を調べてみましょう。
ゼット世代(Z世代)の例文(英例文も併記)
- ゼット世代の正確な意味は、25歳以下の若い世代を指しています。
The exact meaning of the Zed generation refers to the younger generation under the age of 25. - ゼット世代という言葉が出てきたら、新卒の社会人や大学生以下の若者を指していると理解すれば問題ありません。
When the term “Zed generation” is mentioned, it is safe to understand that it refers to young people who are newly graduated adults or college students or younger.
まとめ
今回は、「ゼット世代(Z世代)」という言葉の紹介と、その使い方の例文をご紹介しました。
この記事がお役に立てれば幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。
コメント