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試行錯誤の語源と由来、例文、英例文

この記事では、「試行錯誤」の語源や由来について解説しています。
語源に関する様々な説を紹介するとともに、例文や英語例文(日本語訳付き)も紹介します。
そのため、「試行錯誤」という言葉に興味がある方は、ぜひ本記事を読んでみてください。

運営者(とみちゃん)

熊本県生まれ。国立高専→国立大学院(情報工学修士)。当時は小さなベンチャー企業2社(現東証プライム市場上場 アカツキ、現JASDAQ市場上場 Speee)、時価総額数兆円規模の大手企業にてエンジニア・インターンシップを経験。Speeeの開発インターンシップ evolution (上級編) にて優勝し、Speee賞を受賞。大学院では、国内最大級のシンポジウムである「情報処理学会 DICOMO2014」にて最優秀プレゼンテーション賞・優秀論文賞を、ワークショップでは「情報処理学会 DPSWS」にて優秀ポスター賞を受賞。その後、大手企業本体の研究所でソフトウェアの研究開発職として従事し、ソフトウェアの上レイヤー~低レイヤーの幅広い開発経験を積み上げる。離婚を経験し、精神的苦痛を和らげるために横浜市から熊本市を電動アシスト付き自転車で走破(1,350km、総日数11日、内雨天時の2日は休憩日)。その後精神面が回復し、現在は子会社の役員室に所属し全社のDXを加速させる仕事に従事しつつ、複数のブログを運営中。

目次

試行錯誤の語源と由来

試行錯誤とは四文字熟語であることから、中国語が語源とイメージする人は少なくありません。
しかし、意外なことに中国語は語源ではないといわれています。
語源とされている話は複数存在しており、最も有力な説は英語のトライ・アンド・エラーです。
トライ・アンド・エラーは正確にはトライアル・アンド・エラーとなっており、試しに行って問題が解決せずに色々と失敗を繰り返して成功を引き寄せるという意味となります。

一説には実験を繰り返して科学的な理論を証明するときの状況を指す言葉だという説もありますが、いずれにせよに英語のトライ・アンド・エラーからきているという説は有力であることは事実です。

トライ・アンド・エラーの由来は英語の心理学からだといわれており、四文字熟語なのに意外といえます。
実際に20世紀初頭の米国教育心理学者エドワード・ソーンダイク氏が、19世紀末に動物へ行った実験で使ったのが始まりです。
人間や動物の学習様式で、今までやったことのない状況に出会ったとき、失敗を繰り返して解決することからこの言葉が生まれたといいます。
実験の内容は猫を箱の中に閉じ込めて脱出する方法を繰り返すもので、猫は最初苦労をしますが徐々に脱出がうまくなっていくという物でした。
この結果、動物の行動は試行錯誤に基づいたものであることを明らかにしたのがポイントです。
この結果から学習能力を明らかにしたといわれています。

試行錯誤は試行と錯誤に分かれる言葉で、試行は試しに行うこと、つまりトライアルです。
対して錯誤は誤りや間違いを指し、エラーを指します。
2つを合わせてトライアル・アンド・エラーを和訳したものが、試行錯誤となります。
エドワード・ソーンダイク氏の実験の結果は1903年委発行された「教育心理学」という本に記されていますが、日本にエドワード・ソーンダイク氏の著書が入ってきたときに和訳の時点で誕生したのではないかと考える人が多いです。
試行錯誤説として著書に記載されているため、そのまま和訳した結果、現在のような言葉になったと考えられます。
英語を和訳したときに明治時代の場合は四文字熟語などにしていたということが明らかになった例です。
なお、類語に暗中模索という言葉がありますが、これは中国語が語源となっています。
こちらも意味は似ているのは事実ですが、かなり語源に問題があるため訳すことができません。

日本語での試行錯誤の意味は挑戦と挫折を繰り返しながら成功を引き寄せる意味ですが、英語の場合には動物の生態を表した言葉で、日本に入ってきたことによりポジティブな意味が付け加えられたと考えられるのもポイントです。
類語の暗中模索よりもはるかに明るい意味であり、努力を尊ぶ日本人の気質と合っていたことから定着したのではないかと推測する人も少なくありません。

目標達成までなかなかうまくいかないけれど、色々な手法を試した結果問題を解決できたという人も多いです。
この言葉にはある意味人を元気づける意味が込められているといいます。
今まで経験したことのないような未曽有の問題が発生して、色々な方法を用いて問題を解決するように努力することで、問題を解決できる可能性が高いです。
やり方は企業や人により異なるため、問題を解決するためのコツは自分たちである程度理解して実践しなければなりません。
解決方法を見つけるまで自分自身で自助の精神で探し回らなければならないことから、トライアル・アンド・エラーを繰り返し、確実に自助の精神で成功へ導かれる可能性が少なくないといいます。
ビジネスシーンでも暗中模索より積極的に使っていることから、ビジネスシーンでも利用可能な言葉です。

なお、英語でトライアル・アンド・エラーのほかに、失敗から学ぶという意味の言葉も存在していますが、トライアル・アンド・エラーの語感の良さや利用している人の間でも定着してしまっていることから、他の言葉は英語の物が定着しなかったのは事実といえます。
安心して利用できる形で定着しているため、現在でも日本国内で使用している人は少なくないです。
なお、英語のほかにフィンランドでも同じような意味を持つ言葉は存在しています。
どの言語でも共通しているのは様々なことをためして学び、その結果成功に導かれるというものです。
海外でも努力を重ねて成功につながるよう努力を繰り返している人は、多いと判断できます。
継続は力なりの言葉と似ていますが、あくまでも自分たちの周辺のことを努力射手改善しようと考えている人たちが、非常によく使用している言葉と考える人も多いです。
世界でも共通している言葉があることを理解して実践で積極的に使用することで、満足できる結果につながるようになった人の体験談は多いといえるでしょう。
試行して錯誤を繰り返したことによって成功した結果などを公開しているユーザーもいるといわれているため、参考にしてください。

試行錯誤の例文(英例文も併記)

  1. 試行錯誤の末に成功を収めた。
    After much trial and error, he succeeded.

まとめ

今回は、「試行錯誤」という言葉の紹介と、その使い方の例文をご紹介しました。
この記事がお役に立てれば幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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