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ネギトロの語源と由来、例文、英例文

この記事では、「ネギトロ」の語源や由来について解説しています。
語源に関する様々な説を紹介するとともに、例文や英語例文(日本語訳付き)も紹介します。
そのため、「ネギトロ」という言葉に興味がある方は、ぜひ本記事を読んでみてください。

運営者(とみちゃん)

熊本県生まれ。国立高専→国立大学院(情報工学修士)。当時は小さなベンチャー企業2社(現東証プライム市場上場 アカツキ、現JASDAQ市場上場 Speee)、時価総額数兆円規模の大手企業にてエンジニア・インターンシップを経験。Speeeの開発インターンシップ evolution (上級編) にて優勝し、Speee賞を受賞。大学院では、国内最大級のシンポジウムである「情報処理学会 DICOMO2014」にて最優秀プレゼンテーション賞・優秀論文賞を、ワークショップでは「情報処理学会 DPSWS」にて優秀ポスター賞を受賞。その後、大手企業本体の研究所でソフトウェアの研究開発職として従事し、ソフトウェアの上レイヤー~低レイヤーの幅広い開発経験を積み上げる。離婚を経験し、精神的苦痛を和らげるために横浜市から熊本市を電動アシスト付き自転車で走破(1,350km、総日数11日、内雨天時の2日は休憩日)。その後精神面が回復し、現在は子会社の役員室に所属し全社のDXを加速させる仕事に従事しつつ、複数のブログを運営中。

目次

ネギトロの語源と由来

ネギトロは、マグロのすり身肉とネギが入った海苔巻きで、とろっとした食感と味でネギが約身になって美味しいお寿司の海苔巻きの定番です。
ネギトロの語源は、ネギとマグロのすり身が入っているので、それらからきていると考えている人も多いはずですが実は全然違い、その言葉が出来た由来に具材のネギもトロも一切関係ないです。
そこでこのお寿司のネイミングになった由来を、以下で紹介して行きます。

じゃあどうやってネギトロという名前になったのかと言うと、その語源は諸説あります。
最もよく言われているのが、建築工事や造園工事で使われている言葉の根切りから来た説です。
まず根切りとは何かというと、簡単に言うと地面を掘りかえす工事の事です。
建築物を建てる時には、必ず土台の基礎工事が必要となり、基礎工事をするためには地面の土を掘ります。
造園でも池や重い岩を置く土地の基礎工事のために、掘りかえしを行います。
そして土を掘ると、付近に大きな木があれば、当然ですが掘る時にその根っこを切る事になるのでそこから来た言葉です。

発音が似ているけど、土地を掘り返して根っこを切る事が由来と言われても、なんか全然想像できないと考える人も多いはずです。
そこでネギトロがどのように作られるかを考えて見て欲しいのですが、材料のマグロのすり身肉はどこにあるのかと言うと、寿司ネタのマグロのさくみたいに上等な部位では無いです。
本来は捨てていた部分のマグロの堅い皮の裏にある脂身や中骨の間にこびり付いた中落と言う部位が使われます。
そしてその部位から身をそぎ落とすときに、貝の殻や金属製のスプーンを使って行うので、それが建物や造園の工事の根切りと動作が似ているので由来となりました。
でも似ているからと言って根切りが本当に語源なのか、建設関係でもない寿司職人が何で建設用語なんか知っているのかが疑問点として否定する人も多くいます。

そこから出てきた次の説が、ネギを収穫する時に採取するネギを取るが縮まって、ネギ取るが発音が変わってネギトロになった説です。
このネギを取るは、ゴロが良いので広まった雑学的な説です。
だけどネギが入っていないトロであっても、そう言う地域もあるのでネギ無し場合は無理があります。

そもそもいつからそのネイミングが使われたのかを考えて語源を探ってみますと、この海苔巻きが出来たのは1964年頃の浅草の老舗のお寿司屋さんとされてます。
その当時の浅草界隈では、お寿司屋さんよりも勘定していた麦とろと言う名前の飲食店があって、そのお店の成功にあやかりたくてネギトロと命名したのがスタートと言う説です。
江戸時代はトロは捨てる部位でしたが、この当時ではマグロの中トロや大トロはもちろん、中落も一般的に認知されてました。
そして今現在知られているトロのすりみとネギが使われていたので見た目から来たそのままの説です。
だけどこの語源だとネギもトロも両方使われていて、お寿司屋さんのライバルの飲食業の麦とろという店が由来なので考えやすいです。
様々な語源と由来があるけど、諸説のどれが理由でそういうネイミングになったと言う物は無く、どれも間違っているとも言えません。

そこで納得できなかったので、さらに何かその名前になったのかを調べていたら面白いのが見つかりました。
野菜のネギではなく、神社で使われる禰宜からくる説です。
神社用語の禰宜とは、神社における神職の職名です。
神社の神職と言うと宮司さんが有名ですが、その宮司をサポートする職が禰宜です。
そして禰宜がどうしてこんな難しい名前になったのかと言うと、ねぎらうからきてます。
ねぎらうがねぐに縮まって、そこから目上である宮司さんをねぎらったりサポートして一緒に祈ったり祈祷するという意味で出来ました。
つまり上司を敬う職業が禰宜で、禰宜は現代では神社の祭事を専門に行う重要な役割を果たす職業でなくてはならない存在です。
トロは江戸時代では脂っこいため当時は冷蔵技術が無かったため、直ぐに腐って保存性が悪いため捨てられていた節もあり、当時は貴重であった氷を使えば食べられるという事で大名や豪商などの一部の特権階級の人が食べてました。
そして貴重なマグロのトロを重要人物と例えて、それを神聖な神社の禰宜がサポートしているというところから来た説を言っている人がいます。
確かに江戸の当時ではトロを食べるのは難しくて、一部の特権階級の食べ物と考えれば納得しそうになります。
でもお寿司はそもそも大衆の食べ物で、特権階級がそんな危険を冒して食べていたのかが疑問だし、よく考えてみると不自然です。

結論から言うと、諸説は色々ありますが、やっぱり初めにあげた根切りから来たというのが、作り方からもしっくりきます。
まだ明確にこれというネイミングが同で来たのかは分からないですが、いろいろ考えられるほど愛されて定着した海苔巻きと言う事です。
そういった名前がどこから来たのかを疑問に思うほど、この寿司が愛されているという証拠です。

ネギトロの例文(英例文も併記)

  1. 今日のお昼にネギトロ丼を食べました。
    I had negitoro-don for lunch today.

まとめ

今回は、「ネギトロ」という言葉の紹介と、その使い方の例文をご紹介しました。
この記事がお役に立てれば幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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