MENU

苗字の語源と由来、例文、英例文

この記事では、「苗字」の語源や由来について解説しています。
語源に関する様々な説を紹介するとともに、例文や英語例文(日本語訳付き)も紹介します。
そのため、「苗字」という言葉に興味がある方は、ぜひ本記事を読んでみてください。

運営者(とみちゃん)

熊本県生まれ。国立高専→国立大学院(情報工学修士)。当時は小さなベンチャー企業2社(現東証プライム市場上場 アカツキ、現JASDAQ市場上場 Speee)、時価総額数兆円規模の大手企業にてエンジニア・インターンシップを経験。Speeeの開発インターンシップ evolution (上級編) にて優勝し、Speee賞を受賞。大学院では、国内最大級のシンポジウムである「情報処理学会 DICOMO2014」にて最優秀プレゼンテーション賞・優秀論文賞を、ワークショップでは「情報処理学会 DPSWS」にて優秀ポスター賞を受賞。その後、大手企業本体の研究所でソフトウェアの研究開発職として従事し、ソフトウェアの上レイヤー~低レイヤーの幅広い開発経験を積み上げる。離婚を経験し、精神的苦痛を和らげるために横浜市から熊本市を電動アシスト付き自転車で走破(1,350km、総日数11日、内雨天時の2日は休憩日)。その後精神面が回復し、現在は子会社の役員室に所属し全社のDXを加速させる仕事に従事しつつ、複数のブログを運営中。

目次

苗字の語源と由来

苗字は名字ともいいますが、日本における家系や家族をあらわす名前に位置するもので、法律においては氏、一般的には姓名の姓として扱われます。
世界的に見ると国によって傾向が異なり、移民が多い国では名前の種類も多く、逆に一文字姓の国では数が少ないといった特徴が見られます。

日本の場合は一般的に使われているものだけでも15万種類、珍しいものを含めると30万種類はあるといわれています。
日本は元々なあざなと呼ばれる、名字が現在の苗字の元にあたります。
名字は中国から日本に伝わってきた字の一種に分類され、昔は公卿などが邸宅を地域を称号としていたようです。
やがて公家や武家に伝わり、名字という形で使われ始めました。
近世以降は苗字と書きますが、戦後は当用漢字の都合で苗の字が使えなくなり、名字と書くようになった経緯があります。

名字と姓は現代だと同様に扱われますが、氏を含めて昔は別の扱いでした。
戦国時代から江戸時代に掛けての将軍や武士は、フルネームで書くと非常に長い名前になります。
これは名字に通称と氏や本名にあたる姓もくっついており、いわゆるあざなといみなが含まれるからです。
名のある家以外では、庶民は苗字を持っていなかったといわれていますが、全くなかったわけでもないようです。
そもそもどこの誰か分からないのは不便ですし、下の名前だけだと同名の人がいる場合に困ります。
とはいえ、現代ほど必要性が高くなかったのも確かなので、持っていても殆ど使わなかったり、持っていなかった人もいたわけです。

持っていた人達の多くは、代々家業を継ぐような家系のケースが大半で、後は武家を除けば百姓など一部に限られていたと考えられています。
現在見られる名前は、明治時代に国民に名字が義務づけられた以降につけられたものが多いです。
由来になっているのは地名だったり地形などで、東西南北や辰巳に乾といった、方角や位置から取られているケースもあります。
一方では職業に由来している語源も多く、鍛冶や鵜飼というような名前が代表的です。
佐藤や伊藤といった名前は全国的に珍しくありませんが、藤原氏に由来しているという説があります。

藤原氏には安藤や加藤も含まれますが、藤原氏とは直接的に関係のない血筋の家系にも名前が見られるのは面白いところです。
公家では、家系の中で格が分かれていった結果、藤原氏から藤原南家や藤原式家といった派生が生まれました。
武士の方は律令制の崩壊により、自分達で財産や土地を管理する集団があらわれ、土地の所有権を主張する目的で地名を名乗るケースが相次ぎました。
庶民の間では部曲の部が名前につく姓が使われてきましたが、割りと自由に名前を名乗るケースも珍しくなかったとされます。
それは当時の名字が本姓の姓とは意味合いが異なり、天皇から下賜されて名乗る公的な名前の性格がなかったからです。
だから土地を自分の名前の一部として名乗る人が少なくなかったわけです。

現代の苗字は、自分の生まれた土地に関係のない地名がついていたり、女性の場合は男性の家族の一員になるという意味で、結婚を機に名前が変わります。
名前の由来を紐解くには、家系図遡って昔住んでいた土地だったり、職業について調べる必要があります。
代々名のある家系で有名な家であればその必要もないですが、都市部に出てきて生活をしている人、住む場所を転々としている人は家系図を調べないと由来や語源も知るのは難しいでしょう。
今でこそ夫婦同姓が当たり前ですが、夫婦別姓の気運も高まってきているので、今後は別姓が選択可能になったり定着することも考えられます。
少なくとも、苗字とその元となったなあざなは別物で、時代によって変化してきているのは確かです。

帰化した外国人が自分の名前をアレンジしたり、漢字にあてはめて国籍を取得しているケースもあるので、地名などが由来というルールはもはや崩れています。
反対に、日本で生まれた日本国籍の人でも、親の都合でカタカナの名前がつけられるケースも珍しくないです。

漢字とカタカナのハイブリッドも今では当たり前ですから、本改めて時代と共に変化していることが分かりますし、今まさに移り変わりの中にあることが実感できます。
一見実在するような名前でも、実は存在していないということもあります。
こういったケースは創作の中だったり、芸名やペンネームなどの形で目にします。
限りなく本物のような名前ですから、本当に違和感がなくて本名と思われることも少なくないです。

現代では、家の名とその元になった地名などが個人の名前の一部になっていますが、ネット上では誰もが本名以外の名を名乗っています。
ハンドル名やビジネス名などがそれで、本名風もあれば明らかに当て字だったり、何らかの語源を元に作られているものもよくあります。
このように名は多様化して意味も少しずつ変わってきていますが、代々その土地を守っているような家系だと、名前に価値を置いて代々受け継ぐことを重視しているのは間違いないです。

苗字の例文(英例文も併記)

  1. 私の苗字は鈴木です。
    My last name is Suzuki.

まとめ

今回は、「苗字」という言葉の紹介と、その使い方の例文をご紹介しました。
この記事がお役に立てれば幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次