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モザイクの語源と由来、例文、英例文

この記事では、「モザイク」の語源や由来について解説しています。
語源に関する様々な説を紹介するとともに、例文や英語例文(日本語訳付き)も紹介します。
そのため、「モザイク」という言葉に興味がある方は、ぜひ本記事を読んでみてください。

運営者(とみちゃん)

熊本県生まれ。国立高専→国立大学院(情報工学修士)。当時は小さなベンチャー企業2社(現東証プライム市場上場 アカツキ、現JASDAQ市場上場 Speee)、時価総額数兆円規模の大手企業にてエンジニア・インターンシップを経験。Speeeの開発インターンシップ evolution (上級編) にて優勝し、Speee賞を受賞。大学院では、国内最大級のシンポジウムである「情報処理学会 DICOMO2014」にて最優秀プレゼンテーション賞・優秀論文賞を、ワークショップでは「情報処理学会 DPSWS」にて優秀ポスター賞を受賞。その後、大手企業本体の研究所でソフトウェアの研究開発職として従事し、ソフトウェアの上レイヤー~低レイヤーの幅広い開発経験を積み上げる。離婚を経験し、精神的苦痛を和らげるために横浜市から熊本市を電動アシスト付き自転車で走破(1,350km、総日数11日、内雨天時の2日は休憩日)。その後精神面が回復し、現在は子会社の役員室に所属し全社のDXを加速させる仕事に従事しつつ、複数のブログを運営中。

目次

モザイクの語源と由来

テレビやネット上で不適切だと思われるような映像や画像にモザイクが使われます。
一体、この言葉の由来や語源は何かわかりますか。
カタカナで表記されていますので、外来語であることは想像しやすいのかもしれません。
ただ、外来語の場合はなかなかそこから自由に想像することが難しいのかもしれません。

まずは意味ですが、様々な色の石であるとかガラスや貝殻、卵殻や細片を並べて接着したものを絵として表現したり、模様にしたりすることです。
確かに、アートとして使われることも多いです。
アートとして鑑賞することが好きな人も多いですし、自分で作成している人も多いでしょう。
このような美術様式のことを指す言葉です。

古代中央アメリカではかなり昔からこの技法が発達していたようですし、マヤ文化であったりアステカ族の遺品の中からは面や楯やかぶと、メダルや耳輪など表面に装飾したものが出てきています。
かなり昔からあったアートと言うことがわかります。
今ではアートと言う意味合いで使われることもまだまだ多いですが、不適切な映像や画像を隠すために使われると言う印象が強くなっているのかもしれません。

この他にも、遺伝構成の異なる細胞からなる単一個体と言う意味でもあります。
昆虫によく見られるのですが、体の一部だとか左右で体の色などの遺伝的形質が異なって現れることがあります。
このようなことは、体細胞の突然変異によることが多いようです。

由来と語源を見てみると、古くからある技法と言うこともあってか、ギリシャ神話まで遡らなくてはなりません。
と言うのも、ギリシャ神話の文芸や学芸を司る9人の女神である「ムーサ」の複数形である「ムーサイ」から来ていると言われています。
なぜ、女神ムーサが関係しているのでしょうか。

実は、中世ヨーロッパではモザイク画のモチーフに女神ムーサたちが頻繁に描かれていたことがわかっています。
「ムーサ」と表記されていることも多いのですが、中には「ミューズ」と表記していることもあります。
日本ではミューズと使われることが多いので、こちらの表記の方が馴染みやすいのかもしれません。

9人の女神であるミューズから出来た言葉と言うことは、なかなか想像しにくいかもしれません。
いかに古くからある言葉なのかがわかるでしょう。
一番古い装飾は、紀元前4000年とも言われています。
紀元前4000年頃のウルク遺跡から発掘されています。
ローマ遺跡からも多数発掘されていますし、一般的な室内装飾として古くからよく使われていたようです。

室内装飾として良く使われていたわけですが、古代から中世にかけては地中海地域を中心にして発展したと言われています。
そこから、どんどん広まっていって、今では世界中に広まって行ったと言うわけです。

実物を見たことがある人も多いかもしれませんが、モザイクアートはとても美しいですし、世界中に広まっていくのも納得できるかもしれません。
かなり細かい作品もありますし、今でも世界中で愛されているアートと言っても良いでしょう。
宗教画や幾何学模様が描かれていることもあります。
カテドラルの内部に描かれていることもありますし、モスクの外壁の装飾手法として用いられることも多いです。

アートとして世界中に広がった一方で、全く違った意味でも使われている言葉でもあります。
昆虫に多く見られる突然変異でもありますので、昆虫などに興味がある人の場合は、こちらのイメージが強い言葉かもしれません。
もちろん、画像処理としても用いられる方法です。

映像や画像の一部や全体を加工するために用いられる処理方法でもあり、荒く処理すればするほど元々描かれていたものがわかりにくくなります。

実は、今ではこの他にもいろいろな分野で使われている言葉であることを知っているでしょうか。
アートの世界や昆虫などの生物の世界、映像や画像処理だけに使われている言葉ではありません。
他にも、社会科学分野でも使われていますし、音楽やマンガのタイトルであったりお店の名前としても使われることもあります。
日本の中でも様々な場面で使われる言葉となりました。

ちなみに日本語ではどのような意味で使われているのでしょうか。
「隠すもの」だとか「ぼかすためのもの」と言う意味合いで使われることが多いのかもしれません。
由来や語源からは少し離れてしまっている印象があります。
元々のアート技法から転じて「小さなものが集まり、大きな1つのものを形成しているもの」と言うように変化して行ったようです。

モザイクの例文(英例文も併記)

  1. テレビやネット上で不適切だと思われるような映像や画像にモザイクが使われます。
    Mosaics are used for images and videos that might be considered inappropriate on television or the Internet.
  2. モザイクアートはとても美しいです。
    The mosaic art is very beautiful.

まとめ

モザイクの由来や語源を調べてみると、「ミューズ」から来ていることがわかりました。
それだけの歴史があるアート技法であると言うことです。
決して珍しい技法と言うわけではなく、意外と親しみがある人も多いアート技法ではないでしょうか。
日本語になるとモザイクの意味がちょっと変わってしまっていますが、由来と語源をよく理解しアート技法を理解していれば日本語の意味にも納得できるでしょう。

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