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柏餅の語源と由来、例文、英例文

この記事では、「柏餅」の語源や由来について解説しています。
語源に関する様々な説を紹介するとともに、例文や英語例文(日本語訳付き)も紹介します。
そのため、「柏餅」という言葉に興味がある方は、ぜひ本記事を読んでみてください。

運営者(とみちゃん)

熊本県生まれ。国立高専→国立大学院(情報工学修士)。当時は小さなベンチャー企業2社(現東証プライム市場上場 アカツキ、現JASDAQ市場上場 Speee)、時価総額数兆円規模の大手企業にてエンジニア・インターンシップを経験。Speeeの開発インターンシップ evolution (上級編) にて優勝し、Speee賞を受賞。大学院では、国内最大級のシンポジウムである「情報処理学会 DICOMO2014」にて最優秀プレゼンテーション賞・優秀論文賞を、ワークショップでは「情報処理学会 DPSWS」にて優秀ポスター賞を受賞。その後、大手企業本体の研究所でソフトウェアの研究開発職として従事し、ソフトウェアの上レイヤー~低レイヤーの幅広い開発経験を積み上げる。離婚を経験し、精神的苦痛を和らげるために横浜市から熊本市を電動アシスト付き自転車で走破(1,350km、総日数11日、内雨天時の2日は休憩日)。その後精神面が回復し、現在は子会社の役員室に所属し全社のDXを加速させる仕事に従事しつつ、複数のブログを運営中。

目次

柏餅の語源と由来

5月5日の子供の日が近づくと、スーパーマーケットやコンビニや商店街の和菓子屋なら解りますが、普段は和菓子なんか扱っていないお店まで金儲けのために柏餅を販売します。
桜餅ならば包んでいる塩漬けの桜の葉っぱごと食べられて、サクラの葉っぱの塩気と餡子の甘さが中和して美味しいなと分かりますが、何で食えない柏の葉っぱにくるんでいるのか子供の頃は一切わからずずっと疑問に思ってきました。
そしていつから食べられるようになったのかや、語源や由来も知りたかったので調べてみました。
和菓子や歴史好きなら興味のある内容だと思うので、最後まで読んでみて欲しいです。

そもそも柏餅とはどのような菓子なのか聞いた事がいない人は少ないはずですが、万が一知らない人がいるかもしれないので解説します。
楕円形のモチで出来た和菓子で、中身のこしあんや粒あんが入っている球形や楕円形など地域によって違いがありますが、柏の葉っぱにつつまれてます。
最近では餡子が嫌いな人がいるみたいで、チョコクリームやホイップクリームやいちご大福風の物もありますが、オーソドックスな物は餡子です。
モチに使われているのは大福のようにもち米の団子ではなく、みたらし団子とかで使われる上新粉で出来てます。
地域の名産品を混ぜた餅や餡の変わり種も多く、その時期しか買えないので冷凍でネット通販で取り寄せる人もいます。
サツマイモで有名な茨城県のサツマイモの柏餅や、北海道のかぼちゃ餡の物が人気があるようですが、ご当地の名産があるので興味のある人は探して取り寄せてみて欲しいです。

それでは歴史好きは待っている柏餅の語源や由来について、どうしてこの習慣が始まったのかを交えて伝えていきます。
柏餅と言う名前ですが、語源はその名の通り柏の葉っぱを使って作った餡子団子です。
そのまま出来た説だけだと芸がないので、別の説も書きます。
かしわとは植物の柏の葉っぱ以外に、日本では食べ物を包んだりのせたりする植物系の素材なら何でもかしわと呼んでました。
なぜ植物性の素材がかしわとなったのかと言うと、食べ物を乗せて食卓に出していたかしぎばと読む炊葉から変化してそういわれるようになりました。
そしてかしわに使われた植物の葉っぱは、柏の葉っぱ以外にも椿や今でもよく使われる笹や、殺菌力のある桜の葉や柿の葉やナラの葉などその時期に手に入る衛生的で丈夫な葉っぱが使われてました。
5月の時期に丁度、鮮度がいい柏の葉っぱが手に入ったのでそれをモチにくるんで作ったと考えられてます。
柏の葉っぱは大きくて包みやすくて、そして柔らかくて食物を包みやすく丈夫だったためかなり古い時代から器として使われてきました。

それ以外にも奈良時代になって中国から入ってきた唐菓子のふとという歌詞が変化して、その後の室町時代に日本で独自に改良されて作られた説もあります。
他には笹でちまきを作っていたのを、柏の葉っぱで代用して作った説もあります。
そして何故柏の葉っぱになったかですが、季節以外にも理由があって日本中どこでも容易に柏の木があって葉っぱが入手出来たからという理由も考えられます。
五月の子供の日以外にも、地域によっては年中お土産品として柏の葉っぱを食べられる地域があります。

そして何故柏の葉っぱに包む文化が現代にまで残っているのかと言うと、つぎのような理由が考えられます。
嘗て使っていた習慣や名残が伝統として残ったという説もありますが、実用面の理由も大きいです。
例えば柏の葉っぱには、柏特有の香りがあって、その香りを包む事でしみ込ませています。
さらに柏の葉っぱは丈夫なので、食べる時に手を汚さず、持ち運びやシェアもしやすいと言う理由も考えられます。
そしてそれ以外にも、セロファンやフィルムと違って自然な素材なので、見た目が健康的で自然な印象を受けます。

桜餅の桜は食べられるのだから、柏の葉っぱも食べたいと言う人もいるかもしれませんが、植物原料で特に毒が無いので食べても問題ないですが、一緒に食べても葉っぱが丈夫すぎて硬いので食感も悪くて美味しいと感じる人は少ないです。
柏の葉っぱは日本全国で簡単に入手できると言いましたが、例外的に自生していない地域もあります。
そういう地域では柏の葉っぱが入手できないため、地元で入手可能なサルトリイバラの葉っぱが使われてます。
サルトリイバラも桜の葉っぱのように食感が良くないので、自然の包装紙代わりに使われてます。

そして何故5月5日の子供の日である端午の節句に柏餅が食べられるようになったのかですが、その理由は庶民が一般的に食べるようになった江戸時代にさかのぼります。
柏の木は5月で夏が近づくと一斉に落葉し始めますが、それと同時に新しい葉っぱが大きくなり、葉が無くなる事はない植物です。
その葉っぱが茂るイメージから、家系が途切れないで続く事を願って一族繁栄や子孫繁栄を祝って使うようになったと考えられてます。

柏餅の例文(英例文も併記)

  1. 5月5日の子供の日である端午の節句に柏餅を食べます。
    Kashiwa-mochi (oak cake) is eaten on May 5, Children’s Day, Tango no Sekku.

まとめ

今回は、「柏餅」という言葉の紹介と、その使い方の例文をご紹介しました。
この記事がお役に立てれば幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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