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ボタンの語源と由来、例文、英例文

この記事では、「ボタン」の語源や由来について解説しています。
語源に関する様々な説を紹介するとともに、例文や英語例文(日本語訳付き)も紹介します。
そのため、「ボタン」という言葉に興味がある方は、ぜひ本記事を読んでみてください。

運営者(とみちゃん)

熊本県生まれ。国立高専→国立大学院(情報工学修士)。当時は小さなベンチャー企業2社(現東証プライム市場上場 アカツキ、現JASDAQ市場上場 Speee)、時価総額数兆円規模の大手企業にてエンジニア・インターンシップを経験。Speeeの開発インターンシップ evolution (上級編) にて優勝し、Speee賞を受賞。大学院では、国内最大級のシンポジウムである「情報処理学会 DICOMO2014」にて最優秀プレゼンテーション賞・優秀論文賞を、ワークショップでは「情報処理学会 DPSWS」にて優秀ポスター賞を受賞。その後、大手企業本体の研究所でソフトウェアの研究開発職として従事し、ソフトウェアの上レイヤー~低レイヤーの幅広い開発経験を積み上げる。離婚を経験し、精神的苦痛を和らげるために横浜市から熊本市を電動アシスト付き自転車で走破(1,350km、総日数11日、内雨天時の2日は休憩日)。その後精神面が回復し、現在は子会社の役員室に所属し全社のDXを加速させる仕事に従事しつつ、複数のブログを運営中。

目次

ボタンの語源と由来

ボタンの由来は、発掘されている最も古いものから、紀元前4000年頃のエジプトにあると考えられています。
ギリシャやペルシャでも発掘されており、当時は護符だったり、お守りの装飾として身につけられていたという説が有力です。
形は様々で、太陽神ケペラの黄金虫や花の形をしているものも確認されています。

ただ、現在と違って衣服を留める目的はなく、あくまでも装飾として、バッジに近い意味で用いられていました。
ボタンの語源は諸説ありますが、古代ゲルマン語のbuttonや古代ラテン語のbottanei、ポルトガル語のbotaoから転訛した説が濃厚です。
これらはいずれも花のつぼみの意味で、日本においては江戸時代中期以降にこの言葉が使われるようになったようです。

buttonとbotãoの語源は同じとされていて、辿っていくと古代ゲルマン語のbutton、古代ラテン語のbottaneiに行き着きます。
スイッチを意味するbuttonは英語由来ですが、これも元を辿れば同じところに行き着くわけです。
日本語だと漢字で釦と書きますが、これは服の口に金属製品入れて紐の代わりに使う紐釦に由来します。

このように、由来は古代語でルーツはエジプトにありますが、現代の用途や多様化している形、デザインなどを考えると、時代と共に大きく変化してきたことが想像できます。
現代のような使い方は、古代ゲルマン民族が北方地方に移住した際に、寒さから身を守るべく布を体にまきつけて留めるのに使ったボタンにも見られます。
留め具に使われた素材は動物の骨や角に木の実などで、貝殻や植物も用いられたようです。

同様の使い方は古代ギリシャ時代にも確認されていますから、遡れば紀元前にまで行き着くことになります。
現在は大量生産可能なことからプラスチックが主流ですが、金属製もありますし、高級な衣服には今でも水牛の角だったり貝殻が使われています。
木から削り出されたものもありますから、天然素材は加工に手間が掛かるものの、素材の良さを活かしたい場合に適しているといえます。
身近なものを加工して使う点は今も昔も変わらず、大昔の人達もそうしてきたのだと想像すると感慨深いです。

やはり耐久性という意味では天然素材に軍配が上がりますし、将来性や発展の可能性があるとしても、プラスチックの耐久性がそれほど高くないのは確かです。
花のつぼみが語源になっているボタンですが、現代では円形が基本で、凝った形をしているものは珍しい部類に入ります。
理由は単純で、衣服を留める目的を重視すると、円形が最も合理的で使いやすいからです。
確かにデザインの幅は狭まりますが、その分素材の質感や色のバリエーション、大きさや厚みなどを工夫して変化がつけられています。
穴の数が違うだけでも印象は変わりますし、糸の通し方によっても変化をつけることができます。
糸を通す穴は2つと4つが主流で、4つの方がねじれにくい分、しっかりと固定されて不意に動きにくいです。

断面を横から見ると、ほぼフラットの平型からお椀のような形まであります。
中間に位置する皿型、周囲が盛り上がっているたらい型などもありますが、いずれにしても機能より装飾が優先です。
元々は留める機能ではなく装飾が目的だったので、そう考えればバリエーションが充実しているのも頷けます。
穴は形の制約がある中で工夫ができる余地の1つですから、変形タイプの一種として大きく穴が開けられているものや、超楕円形の穴が開けられているタイプも見かけることがあります。
糸をあえて表に出さない、裏穴タイプのボタンも存在します。
昔はバッジのように衣服に留めていたと考えられるので、ある意味で原点回帰だといえるでしょう。

ボタンと一口にいっても、シンプルな円形だけでなく楕円形や角型もあるにはあります。
やはり、使い勝手については円形に分がありますから、個性を重視するような衣服以外ではあまり使われないです。
円形に近いもので円形ではなく実用的といえば、花びらを重ねて円を形作っているような形状のものが挙げられます。
柄で花が表現されているものも存在するので、改めて選択肢は豊富にあると分かりますし、語源や由来に通じる部分もあることが理解できます。

今では抽象的なデザインで使いやすいものが充実していますから、明確にこれと分かる形のものでなくても、自分なりの好みで選んだり解釈して使えます。
花のつぼみという語源、装飾が元になっている由来などは、長い歴史に思いを馳せると基本的な部分は今も変わっていないことが分かります。
素材の希少性や加工の手間などから、昔は高級品で一部の限られた人達しか使えませんでしたが、産業革命によって庶民にも行きわたるようになりました。
機械化による大量生産のたまものですし、安価に大量生産できるプラスチックの普及拡大の後押しもあって、今やすっかり庶民のものになっています。

ボタンの例文(英例文も併記)

  1. ボタンと一口にいっても、シンプルな円形だけでなく楕円形や角型もあります。
    Buttons are available in oval and square shapes as well as simple circular ones.

まとめ

今回は、「ボタン」という言葉の紹介と、その使い方の例文をご紹介しました。
この記事がお役に立てれば幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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